日本の研究者によるシュッツ関連の研究(一覧)

3. 1980s (1980-1989)

1980198119821983198419851986198719881989

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1980

青木保, 1980,「<まえがき>異文化理解の基礎理論」A. シュッツ(森川眞規雄・浜日出夫訳)『現象学的社会学』紀伊國屋書店, i-vii.

鮎川潤, 1980,「逸脱行動論からみた『精神病』」『年報人間科学』1(1): 76-97.

庁茂, 1980,「『理解』の展開史へむけて――ヴェーバーからディルタイへ」『年報人間科学』1(1): 127-136.

江原由美子, 1980,「社会科学と生活世界」『人文学報』143: 89-115.

浜日出夫, 1980,「『日常』の社会学――日常生活の世界と理解社会学」『年報人間科学』1(1): 113-126.

石黒毅, 1980,「社会学と現象学」木田元編『講座現象学4 現象学と人間諸科学』弘文堂, 101-152.

石井秀夫, 1980,「アルフレッド・シュッツのウェーバー批判とその可能性」『経済社会学年報』3: 48-71.

鎌田彰仁, 1980,「『故郷』の社会的構成と機能――その文化的意義をめぐる問題として」『茨城大学政経学会雑誌』42: 61-78.

北澤裕, 1980,「行為の<合理性>に関する構造論的シンボリズム」『社会学年誌』21: 169-188.

栗原彬, 1980,「社会学の現在――自分自身を読む」『現代思想』8(4): 82-95.

栗岡幹英, 1980,「役割理論の一傾向――現象学的方法の導入について」『ソシオロジ』25(1): 37-53.

那須壽, 1980,「『現象学的社会学』の可能性をめぐって」『新潟大学教育学部紀要』21: 161-172.

小原仁, 1980,「物象化論に関する一考察――現象学的社会学とマルクス社会学」『ソシオロジ』24(3): 77-88.

小川博司, 1980,「匿名性と社会の存立――A. シュッツの匿名性の概念をめぐって」『社会学評論』31(3): 17-30.

桜井厚, 1980,「A. シュッツの基本概念と生活史」A. シュッツ(桜井厚訳)『現象学的社会学の応用』御茶の水書房, 311-333.

下田直春, 1980,「方法論的主観主義と客観主義」『科学哲学』13: 7-21.

炭谷晃男, 1980,「『知識社会学』の新たな視座をめざして――<コモン・センス>の両義性」『論究』12(1): 83-100.

丹下隆一, 1980,「言語活動としての社会学――対話・反訳」蒲生正男・下田直春・山口正男編『歴史的文化像』新泉社, 311-338.

辻正二, 1980,「現象学的方法」鈴木広編『社会理論と社会体制』アカデミア出版, 38-51.

上田裕, 1980,「現象学と社会学についてのノート」『仏大社会学』5: 49-57.

渡部光・西原和久, 1980,「A. シュッツにおける『間接呈示的指示関係』――<日常生活世界>論あるいは<意味の社会学>へ向けて」『東京女子体育大学紀要』15: 129-148.

山岸健, 1980,「現象学的社会学」『季刊労働法別冊6 現代社会学』総合労働研究所, 80-88.

山崎庸佑, 1980,「人間存在の社会性」山崎庸佑編『現象学と歴史の基礎論』新曜社, 71-114.

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1981

江原由美子, 1981,「社会的リアリティの析出――成員の解釈装置の視点から」『ソシオロゴス』5: 54-65.

江原由美子, 1981,「シュッツにおけるレリヴァンスの問題をめぐって」『社会学評論』32(3): 54-69.

片桐雅隆, 1981,「多元的現実論と社会的世界論」『ソシオロジ』25(3): 35-51.

栗原彬, 1981,「自殺と社会学 その2」『現代思想』9(6): 216-217.

望月哲也, 1981,「社会学における『解釈的パラダイム』の位置」『立正大学教養部紀要』14: 46-56.

中村保夫, 1981,「『日常生活世界の理論』へのプロブレマティーク――T. パーソンズとA. シュッツのモノローグ的対話からの前進」『社会研究』12: 97-123.

西原和久, 1981,「社会学における<意味>の問題――M. ウェーバーとA. シュッツを中心に」『社会学評論』32(2): 17-36.

西原和久, 1981,「A. シュッツの『記号』理論と<日常生活世界>論――視角と課題」『社会学年誌』22: 121-138.

大山信義, 1981,「コミュニティ社会学の視座と解釈パラダイム」笹森秀雄・布施鉄治・三谷鉄夫編『地域社会と地域問題』梓出版, 226-245.

桜井洋, 1981,「現象学的社会学への一視角」『ソシオロゴス』5: 66-78.

佐藤嘉一, 1981,「社会学的事実の構成――シュッツ=パーソンズ論争によせて」『社会学研究』40: 75-92.

佐藤嘉一, 1981,「自己理解と他者理解――A. シュッツの『社会的世界の意味構成』をめぐって」『社会学評論』32(3): 2-17.

佐藤慶幸, 1981,「<ヴォランタリズムの社会学>を目ざして」『社会学年誌』22: 139-162.

田中伯知, 1981,「行為主体としての受け手象の探究――その理論的基盤の考察を中心に」『社会学年誌』22: 103-120.

富永健一, 1981,「社会構造の基礎理論」安田三郎・塩原勉・富永健一・吉田民人編『基礎社会学 第4巻 社会構造』東洋経済新報社, 2-33.

山口節郎, 1981,「『現象学的』社会学は現象学的か――シュッツの『三つの公準』をめぐって」『社会学評論』32(3): 36-53.

山口節郎, 1981,「間主観性の社会学」安田三郎・塩原勉・富永健一・吉田民人編『基礎社会学 第2巻 社会過程』東洋経済新報社, 194-223.

山元公平, 1981,「社会現象としての理解的方法――社会的事実へのエスノメソドロジー的アプローチ」『立命館産業社会論集』28: 31-74.

矢谷慈国, 1981,「多元的リアリティリティをめぐって(I)――Alfred Schuetz の理論の批判的検討から開かれる可知性の諸領域」『追手門学院大学文学部紀要』15: 75-98.

山岸健, 1981,「現実構成と身体」『社会学評論』32(3): 18-35.

吉田民人, 1981,「システム理論と現象学的社会学との接点を求めて」『社会科学の方法』14(11): 9-15.

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1982

阿部未来, 1982,「A. シュッツの行為論」『倫理学研究』12: 65-75.

新屋重彦, 1982,「身体の社会学に向けての予備的考察――若干の理論的整理」『明治学院論叢』324: 103-116.

江原由美子, 1982,「方法から問題へ――シュッツにおける日常生活の意味」『人文学報』157: 31-55.

浜日出夫, 1982,「ピグマリオンとメドゥーサ――A. シュッツの『現象学的社会学』の位置」『社会学評論』33(1): 64-77.

浜井修, 1982,『ウェーバーの社会哲学――価値・歴史・行為』東京大学出版会.

平須賀和昭, 1982,「A. シュッツの行為論の射程――世界の自明性と行為の自発性」『社会学論考』3: 29-52.

井上俊, 1982,「うそ現象へのアプローチ」仲村祥一・井上俊編『うその社会心理』世界思想社, 1-39.

梶原景昭, 1982,「シュッツ――ミドルタウンの解読」『現代思想』10(10): 122-125.

片桐雅隆, 1982,『日常世界の構成とシュッツ社会学』時潮社.

君塚大学, 1982,「組織論における多様なパラダイム」『年報人間科学』3: 95-107.

今防人, 1982,「ガーフィンケル――エスノメソドロジーの挑戦」『現代思想』10(10): 138-141.

望月哲也, 1982,「聖俗世界への解釈視角――<宗教的世界>把握における多元論的視角の検討」宗教社会学研究会編『宗教・その日常性と非日常性』雄山閣出版, 222-242.

村上光朗, 1982,「教育病理の判断基準の再検討」『教育社会学研究』37: 85-94.

村田純一, 1982,「他者と表現」新田義弘・宇野昌人編『他者の現象学』北斗出版, 119-146.

野崎治男, 1982,「人間変革の社会学についての一考察――P. バーガーの人間変革論をめぐって」『意識変容の社会学的研究』関西大学政治経済研究所, 1-46.

大村英昭, 1982,「信と不信」仲村祥一郎・井上俊編『うその社会心理』有斐閣, 87-116.

坂本満, 1982,「超越論的相互主観性と他者の問題――『客観的世界』と『自己移入論』を中心に」新田義弘・宇野昌人編『他者の現象学』北斗出版, 211-248.

柴野昌山, 1982,「知識配分と組織的社会化――『カリキュラムの社会学』を中心に」『教育社会学研究』37: 5-19.

下田直春, 1982,「シュッツにおける意味解釈論の構成」『社会学史研究』4: 38-49.

竹林史郎, 1982,「アルフレッド ・シュッツの現象学的社会学について」『現代社会学研究』1: 41-45.

富田英典, 1982,「生徒の生活世界に関する一考察――新しい教育関係をめざして」『人間科学』20: 107-130.

上田裕, 1982,「オニールの『野性の社会学』について――その社会的現実の構成を手がかりとして」『仏教大学大学院研究紀要』10: 91-106.

上野千鶴子, 1982,「バーガー ――新保守主義のゆくえ」『現代思想』10(10): 50-53.

山田富秋, 1982,「言語活動と文化的相対性――エスノメソドロジーの自然言語をめぐって」『社会学研究』42・43: 387-402.

山口節郎, 1982,『社会と意味』勁草書房.

山元公平, 1982,「役割遂行と社会的世界の表象」『立命館産業社会論集』32: 87-113.

山本耕一, 1982,「協働・役割・国家」廣松渉・山本耕一『唯物史観と国家論』論創社, 233-318.

山崎敬一, 1982,「常識的カテゴリーと科学的カテゴリー――シュッツとエスノメソドロジー」『社会学年誌』23: 97-114.

矢谷慈国, 1982,「多元的リアリティリティをめぐって(II)――Alfred Schuetzの理論の批判的検討から開かれる可知性の諸領域」『追手門学院大学文学部紀要』15: 75-98.

吉沢夏子, 1982,「A. シュッツにおけるフッサール哲学の意義――自然的態度の構成的現象学とは何か」『哲学』74: 131-153.

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1983

阿部未来, 1983,「シュッツ」深谷昭三・寺崎俊輔編『善の本質と諸相』昭和堂, 291-305.

江原由美子, 1983,「行為と文脈性――『リアリティ構成』論ノート」『ソシオロゴス』7: 108-119.

江原由美子, 1983,「人間中心主義から脱物象化へ――現代社会学の一動向」『お茶の水女子大学人文科学紀要』36: 1-26.

片桐雅隆, 1983,「組織への『解釈的社会学』からのアプローチについて――シュッツ理論の発展方向を探るために」『人文研究』35(4): 32-55.

小林修一, 1983,「役割連関と可視性――役割の知識社会学へ向けて」『法政大学教養部紀要』47: 45-59.

黒田亘, 1983,「志向性と因果」黒田亘編『知識と行為』東京大学出版会, 243-306.

儘田徹, 1983,「『客観性』再考――『現象学』的『客観性』論からみたマックス・ウェーバーの『客観性』概念」『慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』23: 31-38.

永見勇, 1983,『了解と価値の社会学』出光書店.

那須壽, 1983,「『意味の社会学』序説 その1」『新潟大学教育学部紀要』24: 145-159.

桜井厚, 1983,「<付論>生活史研究の歴史的背景」W. I. トーマス・F. ズナニエツキ(桜井厚訳)『生活史の社会学』 御茶の水書房, 245-265.

富永健一, 1983,「ドイツ社会学における実証主義と理念主義」『社会学史研究』5: 74-96.

上田裕, 1983,「『身体の社会学』をめぐって」筆谷稔博士追悼論文集編集委員会編 『社会学の現代的課題』法律文化社, 81-103.

山田富秋, 1983,「常識的カテゴリーの優位性――ガーフィンケルのシュッツ解釈」『社会学研究』44: 129-148.

山田富秋, 1983,「言語と行動――会話文析の可能性をめぐって」『社会学研究』45: 123-142.

矢谷慈国, 1983,「A. Schutz の理論における生活世界概念の問題点――その多元的リアリティリティ論との関わりについて」『追手門学院大学文学部紀要』17: 65-84.

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1984

浜本満, 1984,「現象学と人類学」綾部恒雄編『文化人類学15の理論』中央公論, 281-298.

深澤建次, 1984,「類型と役割」『東京農業大学一般教育学術集報』14: 40-50.

今枝法之, 1984,「『適合性の公準』と『二重の解釈学』――社会学の脱-実証主義的自己理解に向けての一試論」『社会学評論』35(3): 73-86.

石井秀夫, 1984,「自己と他者」澤口進・田口昌弘編『現代社会学の展開』新評論, 168-194.

北沢毅, 1984,「逸脱行動の社会的成立――相互行為論の視点から」『筑波大学教育学系論集』9(1): 95-110.

前田穣, 1984,「シュッツとウェーバーにおける行為概念――シュッツの『社会的世界の意味構成』を中心に」『研究紀要』6(3): 1-25.

望月哲也, 1984,「超越論的現象学と現象学的社会学のあいだ――A. シュッツにおける超越論主義回避をめぐって」『立正大学教養部紀要』17: 47-60.

那須壽, 1984,「『意味の社会学』序説 その2」『新潟大学教育学部紀要』25: 371-382.

西原和久, 1984,「現象学的社会学の構図と方向――その記号的展開に向けて」『群馬大学教養学部紀要』18: 1-23.

小原二三夫, 1984,「現象学的社会学」新睦人・中野秀一郎編『社会学のあゆみ パートII』有斐閣, 159-178.

佐野正彦, 1984,「レイベリング論に関する現象学的批判――Warren=Johnson の場合」『東洋大学大学院紀要』20: 61-72.

富永健一, 1984,『現代の社会科学者――現代社会科学における実証主義と理念主義』講談社.

宇都宮輝夫, 1984,「現象学的社会学とその宗教論」『北海道大学人文科学研究論集』21: 1-22.

山田富秋, 1984,「知識論としてのエスノメソドロジー」『社会学研究』47: 69-88.

山口節郎, 1984,「反省社会学の行方」『理想』608: 196-202.

矢谷慈国, 1984,「『わかる』ということの多層性について(I)――弁証法的な身体の現象学の立場からの基礎的考察」『追手門学院大学文学部紀要』18: 75-103.

横山寧夫, 1984,『社会学理論と社会思想』慶應通信.

吉沢夏子, 1984,「社会学と間主観性問題――『主観主義』批判・再考」『社会学評論』35(2): 2-16.

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1985

江原由美子, 1985,『生活世界の社会学』勁草書房.

江原由美子, 1985,「社会学と近代批判――現象学的社会学の二つの解釈をめぐって」『淳心学報』4: 3-17.

深澤建次, 1985,「E. ゴフマンのドラマツルギーについて――その役割論的意義の検討」『東京農業大学一般教育学術集報』15: 48-60.

浜日出夫, 1985,「シュッツと『意味』の社会学」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 91-107.

張江洋直, 1985,「A. シュッツと<われわれ関係>――相互主観性の問題を巡って」『東洋大学大学院紀要』21: 103-116.

早川操, 1985,「アメリカ現象学研究におけるデューイの評価――デューイとシュッツの比較的検討の妥当性をめぐって」『日本デューイ学会紀要』26: 50-56.

林芳樹, 1985,「エスノメソドロジーと教育調査」松原治郎編『教育調査法』有斐閣, 248-260.

平須賀和昭, 1985,「他我理解の基礎」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 158-175.

星川啓慈, 1985,「A. シュッツの『自然的態度の構成的現象学』――E. フッサールとの乖離」『哲学・思想論集』3: 29-40.

今枝法之, 1985,「エスノメソドロジーと間主観主義」『慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』25: 1-8.

稲垣恭子・蓮尾直美, 1985,「教室における相互作用――クラスルームの社会学」柴野昌山編『教育社会学を学ぶ人のために』世界思想社, 145-165.

井上芳保, 1985,「疎外論の展開と現象学的アプローチ――『主体性の疎外論』の批判的検討のために」『茨城大学政経学会雑誌』50: 41-62.

片桐雅隆, 1985,「労働・余暇・私化」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 179-196.

北沢毅, 1985,「『問題』行動の社会的構成――相互行為論の視点から」『教育社会学研究』40: 138-149.

儘田徹, 1985,「社会科学と現象学――社会科学に対する現象学の意義をめぐって」『社会学評論』36(1): 90-102.

儘田徹, 1985,「『動機理論』をめぐって」『哲学』80: 107-125.

丸山高司, 1985,『人間科学の方法論争』勁草書房.

那須壽, 1985,「多元的現実論の構造と射程」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 108-130.

那須壽, 1985,「社会運動論再考のために」『社会科学討究』88: 203-234.

西原和久, 1985,「シュッツの『類型』論と現象学的社会学」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 47-65.

西原和久, 1985,「類型化と主観性――アルフレッド・シュッツの構造解明」『エピステーメー』2(1): 338-350.

小川博司, 1985,「匿名の夢と現実」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 159-178.

桜井洋, 1985,「現象学と社会学」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 28-46.

佐藤嘉一, 1985,「A. シュッツをめぐる二人の哲学者――ベルグソンとフッサール」『立命館産業社会論集』21(3): 1-18.

志水宏吉, 1985,「『新しい教育社会学』その後――解釈的アプローチの再評価」『教育社会学研究』40: 193-207.

平英美, 1985,「A. シュッツのシンボル論について」『大阪教育大学紀要』34(2): 77-88.

鳥越皓之, 1985,「環境問題と日常生活」『関西学院大学社会学部紀要』51: 81-93.

土屋恵一郎, 1985,『社会のレトリック』新曜社.

山岸健, 1985,「日常的世界と人間」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 3-27.

山嵜哲哉, 1985,「意識の脱物象化と故郷喪失――P. L. バーガー論への一視角」『社会学年誌』26: 123-142.

矢谷慈国, 1985,「『わかる』ということの多層性について(II)――弁証法的な身体の現象学の立場からの基礎的考察」『追手門学院大学文学部紀要』19: 75-103.

吉沢夏子, 1985,「他者」江原由美子・山岸健編『現象学的社会学――意味へのまなざし』三和書房, 69-88.

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1986

阿部耕也, 1986,「子ども電話相談における類型化の問題――相互行為としての『相談』への会話分析による接近の試み」『教育社会学研究』41: 151-165.

天沼英雄, 1986,「教育社会学に関する研究――現象学的社会学理論」『山梨学院大学一般教育部論集』9: 1-35.

江原由美子, 1986,「現象学的社会学あるいはエスノメソドロジーにおける性差別研究の方向性」『お茶の水女子大学女性文化資料館報』7: 41-48.

深澤建次, 1986,「演劇論的役割論の構造――E. ゴフマンとH. P. ドライツェル」『東京農業大学一般教育学術集報』16: 55-67.

浜日出夫, 1986,「日常生活と旅――現象学的社会学」碓井崧・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編『社会学の焦点を求めて』アカデミア出版, 325-361.

張江洋直, 1986,「A. シュッツと<現象学的還元>――<経験のストック>を巡って」『東洋大学大学院紀要』22: 73-85.

林芳樹, 1986,「解釈的社会学再考――エスノメソドロジーの視座構造」『椙山女学園大学研究論集』17(1): 165-175.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 1」『現代思想』14(4): 24-39.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 2――シュッツ社会哲学の配備」『現代思想』14(5): 44-62.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 3――シュッツとベルグソンの翳」『現代思想』14(6): 18-31.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 4――シュッツとベルグソンの翳(承前)」『現代思想』14(7): 30-44.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 5――シュッツの『他者理解』論(内篇1)」『現代思想』14(9): 36-52.

廣松渉, 1986,「社会的行為論ノート 6――シュッツの『他者理解』論(外篇1)」『現代思想』14(11): 34-48.

星川啓慈, 1986,「言語行為としての祈り――シュッツ、ウィトゲンシュタイン、オースティンの理論によりながら」『宗教研究』60(3): 85-108.

星川啓慈, 1986,「言語とリアリティ」『図書館情報大学研究報告』5(2): 89-101.

井出裕久, 1986,「A. V. シクレルの慣用的調査批判とその代替戦略」『東洋大学大学院紀要』22: 87-98.

海藤守, 1986,『シュッツ博士のこれからの時代現象――アメリカ最先端の恐るべき予測(プレイブックス)』青春出版社.

加藤春恵子, 1986,『広場のコミュニケーションへ』勁草書房.

小関三平, 1986,「私説・日常生活論の課題と限界」『社会学評論』37(1): 4-12.

永井彰, 1986,「『生活世界』論の再構成――J. ハーバマースのこころみをめぐって」『社会学研究』50: 183-200.

那須壽, 1986,「社会的不安から集合行動へ、そして社会運動へ」『社会科学討究』93: 253-282.

西原和久, 1986,「物象化としての類型化――認識の局面に定位して」『群馬大学教養学部紀要』20: 85-100.

桜井厚, 1986,「生活世界の葛藤としての環境問題」『中京大学社会学部紀要』1(2): 47-77.

佐藤嘉一, 1986,「日常経験とシステム論」『社会学評論』37(1): 35-44.

柴野昌山, 1986,「『かくれたカリキュラム』の理論と実証研究――解釈的アプローチの観点から」『京都大学教育学部紀要』32: 100-122.

富永健一, 1986,『社会学原理』岩波書店.

鳥越皓之, 1986,「日常生活のなかの環境問題」『社会学評論』37(1): 35-44.

豊泉周治, 1986,「日常世界と主体性――シュッツにおける経験の『開かれた可能性』『社会学評論』37(3): 68-81.

豊泉周治, 1986,「日常的世界と文化科学――ウェーバーとシュッツ」『一橋論叢』95(3): 65-83.

山田重樹, 1986,『ヒューマン・ソシオロジー ――したたかな人間を求めて』アカデミア出版.

矢谷慈国, 1986,「『わかる』ということの多層性について(III)――弁証法的な身体の現象学の立場からの基礎的考察」『追手門学院大学文学部紀要』20: 75-103.

吉沢夏子, 1986,「不可逆性のメタファー ――ルーマン理論における時間生成のメカニズム」『ソシオロゴス』10: 144-157.

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1987

R. グラトホーフ(佐藤嘉一・中村正訳) , 1987,「アルフレッド・シュッツの音楽社会学――日常生活の表現とフレームとしての音楽」『立命館産業社会論集』54: 75-111.

浜日出夫, 1987,「社会科学における解釈の問題」黒田壽郎編『地域研究の方法と中東学』三修社, 42-67.

廣松渉, 1987,「社会的行為論ノート 7――シュッツの『他者理解』論(外篇)」『現代思想』15(2): 20-37.

廣松渉, 1987,「社会的行為論ノート 8――シュッツの『他者理解』論(外篇)」『現代思想』15(3): 23-39.

廣松渉, 1987,「社会的行為論ノート 9――シュッツの『他者理解』論(外篇)」『現代思想』15(5): 22-37.

廣松渉, 1987,「社会的行為論ノート 10――シュッツの『他者理解』論(外篇)」『現代思想』15(12): 40-58.

廣松渉, 1987,「社会的行為論ノート 11――シュッツの『他者理解』論(内篇2)」『現代思想』15(14): 36-55.

井上芳保, 1987,「脱物象化の構想と演劇モデル――P. L. バーガーのエクスタシー論を中心に」『茨城大学政経学会雑誌』53: 37-60.

片桐雅隆, 1987,「親密な相互作用と匿名的な相互作用――シンボリック相互作用論の基本枠組の再考をめざして」『人文研究』39(9): 23-41.

加藤春恵子, 1987,「女性解放運動のエスノメソドロジー ――コミュニケーションとしての社会活動」栗原彬・庄司興吉編『社会運動と文化形成』東京大学出版会, 185-212.

黒柳俊恭, 1987,『彷徨えるジェンダー:性別不快症候群のエスノグラフィー』現代書館.

儘田徹, 1987,「異邦人の社会学――その構築に向けての試論」山岸健編『日常生活と社会理論――社会学の視点』慶應通信, 175-194.

丸山高司, 1987,「社会科学における『科学的世界』と『生活世界』」『現象学年報』3: 49-63.

松尾正, 1987,『沈黙と自閉――分裂病者の現象学的治療論』海鳴社.

水谷雅彦, 1987,「象徴――現象学と構造主義との接点」丸山高司・小川侃・野家啓一編『知の理論の現在』世界思想社, 143-162.

那須壽, 1987,「現代社会は『多元化』されているか――私化論について考える」山岸健編『日常生活と社会理論――社会学の視点』慶應通信, 217-240.

西原和久, 1987,「社会問題と<知>の社会学――家族関連問題をめぐる常識と現実」山岸健編『日常生活と社会理論――社会学の視点』慶應通信, 241-264.

西原和久, 1987,「意味と類型――類型化と<知>の社会学:序節」『現代社会学研究』6: 1-20.

奥田和彦, 1987,「解釈学と異文化理解」黒田壽郎編『地域研究の方法と中東学』三修社, 9-41.

佐野正彦, 1987,「<役割論>に関するエスノメソドロジカル・クリティーク――Stephen J.Pfohl の場合」『東洋大学大学院紀要』23: 61-73.

豊泉周治, 1987,「現象学的社会学と意識の社会学批判」『富山大学教養部紀要』20(1): 139-156.

横山寧夫, 1987,「有意的行為関連の可能性――シュッツ、ハーバーマス、ルーマンに対する私の立場」『立正大学大学院紀要』3: 45-79.

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1988

青木康容, 1988,「漂流と日常生活」『評論・社会科学』35: 150-161.

江原由美子, 1988,『フェミニズムと権力作用』勁草書房.

張江洋直, 1988,「A. シュッツと<経験のストック>――体験の地平的機能としての<経験のストック>を巡って」『東洋大学大学院紀要』24: 55-66.

廣松渉, 1988,「社会的行為論ノート 12――シュッツの『環視世界』論」『現代思想』16(2): 36-55.

廣松渉, 1988,「社会的行為論ノート 13――シュッツの『環視世界』論」『現代思想』16(3): 46-65.

廣松渉, 1988,「社会的行為論ノート 14――シュッツの『共時世界』論」『現代思想』16(9): 40-59.

廣松渉, 1988,「社会的行為論ノート 15――シュッツの『共時世界』論(承前)」『現代思想』16(11): 44-59.

金本雄一, 1988,「シュッツ社会理論の展開」『社会研究』18: 35-50.

加藤隆雄, 1988,「内面化と社会的前意識――社会過程としての社会化」『教育社会学研究』43: 136-147.

丸山徳次, 1988,「日常の彼岸と此岸――フッサールからシュッツへ」現象学・解釈学研究会編『現象学と解釈学(下)』世界書院, 185-222.

宮内勝, 1988,「テクスト理論と作者問題――音楽美学の立場から」現象学・解釈学研究会編『現象学と解釈学(下)』世界書院, 57-83.

西原和久, 1988,「後期シュッツと<知>の社会学の可能性――<類型化>をめぐって」『現代思想』16(7): 40-60.

小川英司, 1988,「現象学的社会学の諸前提――フッサール、シュッツ、ガーフィンケルを視軸として」『社会学史研究』10: 67-81.

大塚和夫, 1988,「社会関係における匿名性と実名性――中東の事例を中心とした覚書」小川正恭・渡辺欣雄・小松和彦編『社会人類学の可能性・象徴と権力』弘文堂, 123-140.

大山信義, 1988,「生活史と産業労働の社会学――視座の転換のために」大山信義編『船の職場史』御茶の水書房, 325-368.

大山信義, 1988,「反省理論としての生活史――パラダイム論の立場から」大山信義編『船の職場史』御茶の水書房, 369-398.

桜井厚, 1988,「語りのリアリティ――被差別部落の生活史(3)」『中京大学社会学部紀要』3(2): 1-39.

杉尾宏, 1988,「教師の教育行為の社会学的分析」『教育社会学研究』43: 31-44.

田間泰子, 1988,「A. シュッツの生活形式論――初期草稿から」『ソシオロジ』33(1): 95-113.

鷲田清一, 1988,「日常の藪のなかで」現象学・解釈学研究会編『現象学と解釈学(上)』世界書院, 143-181.

山口節郎, 1988,「日常生活の社会学」新睦人・三沢謙一編『現代アメリカの社会学理論』恒星社厚生閣, 205-233.

米田公則, 1988,「現代文化理論構成のために――シュッツ理論の批判的検討」『名古屋大学文学部研究論集』105: 77-94.

好井裕明, 1988,「エスノメソドロジー――日常生活の批判的実践として」新睦人・三沢謙一編『現代アメリカの社会学理論』恒星社厚生閣, 235-263.

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1989

浜日出夫, 1989,「シュッツ=パーソンズ論争」『社会学ジャーナル』14: 47-57.

張江洋直, 1989,「A. シュッツと<三つの公準>――日常的世界と科学的世界との相互関係を巡って」『東洋大学大学院紀要』25: 129-142.

廣松渉, 1989,「社会的行為論ノート 16――シュッツの理解社会学究攷」『現代思想』17(7): 28-45.

廣松渉, 1989,「社会的行為論ノート 17――シュッツの理解社会学究攷(2)」『現代思想』17(11): 32-66.

星川啓慈, 1989,「A. シュッツの『日常生活世界』論」『図書館情報大学研究報告』8(2): 19-38.

稲垣恭子, 1989,「子供らしさの社会的構成」柴野昌山編『しつけの社会学』世界思想社, 87-105.

稲垣恭子, 1989,「教師‐生徒の相互行為と教室秩序の構成――『生徒コード』をてがかりとして」『教育社会学研究』45: 123-135.

樫村志郎, 1989,『もめごとの法社会学』弘文堂.

片桐雅隆, 1989,「キャリア・個人誌・私化――シンボリック相互作用論を中心に」『ソシオロジ』34(2): 3-18.

紅林伸幸, 1989,「<主体性>概念の検討――行為の『主観性』と『独立性』をめぐって」『東京大学教育学部紀要』28: 263-271.

紅林伸幸, 1989,「社会化:間主観性と認知発達の交錯――共生社会の基盤理論」『教育社会学研究』45: 109-122.

水野和久, 1989,「現象学の方法論」新田義弘・常俊宗三郎・水野和久編『現象学の現在』世界思想社, 12-45.

中村文哉, 1989,「アルフレッド・シュッツにおけるレリヴァンス概念の意義と限界について」『立命館産業社会論集』25(3): 199-244.

那須壽, 1989,「社会運動組織論再考のために――『組織目標』と『組織有効性』をめぐって」『社会科学討究』35: 455-487.

奥村隆, 1989,「社会科学における『生活世界』の概念とその射程――シュッツ、ハバーマスからフッサールへ」『社会学評論』39(4): 34-48.

桜井厚, 1989,「生活世界と産業主義システム」鳥越皓之編『環境問題の社会理論』お茶の水書房, 55-92.

佐々木斐夫, 1989,「現象学的社会学の方法についての一考察」佐々木斐夫編『認識社会学の方法序説』いなほ書房, 157-221.

清矢良崇, 1989,「生活指導場面における教師のカテゴリー運用分析の視点について」『筑波大学教育学系論集』14(1): 1-14.

柴野昌山, 1989,「しつけの構図――理論的枠組」柴野昌山編『しつけの社会学』世界思想社, 3-32.

竹川郁雄, 1989,「集団『状況』における攻撃的行為と愛他的行為――学級集団構造分析の一視角」『教育社会学研究』45: 150-160.

鳥越皓之, 1989,「経験と生活環境主義」鳥越皓之編『環境問題の社会理論』世界思想社, 13-53.

鷲田清一, 1989,『分散する理性』勁草書房.

矢谷滋国, 1989,『生活世界と多元的リアリティ』関西学院大学生協出版会.

米田公則, 1989,「生活世界論の可能性」『名古屋大学社会学論集』10: 44-64.

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